お知らせ

【社内インタビュー】Vol.1:代表取締役 木村健人 著書「広報PR・マーケッターのためのYouTube動画マーケティング最強の教科書」を語る

PR

広報PR・マーケッターのためのYouTube動画マーケティング最強の教科書

2021年7月7日株式会社秀和システムより出版。動画マーケティングを題材に「なぜ企業がYouTubeを活用すべきなのか?」「どのようなプロセスで動画を企画・設計するのか?」「潜在的なターゲットユーザーにプロモーションするには?」など、YouTube動画を活用した効果的なプロモーション手法を解説した1冊。

皆さん、はじめまして。広報担当の北村です。

ご覧いただきありがとうございます。今回は、動画屋初のインタビュー記事になります。記念すべき第1弾として、2021年7月7日に発売された著書「広報PR・マーケッターのための YouTube動画マーケティング最強の教科書」について、弊社代表取締役の木村健人に執筆の裏側を取材しました。

本を購入された方はもちろん、まだ購入していない方にも楽しんでいただける内容になっているので、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。

それでは、『【社内インタビュー】vol.1:代表取締役 木村健人 著書「広報PR・マーケッターのためのYouTube動画マーケティング最強の教科書」を語る』を、お届けいたします!

【社内インタビュー】vol.1:代表取締役 木村健人 著書「広報PR・マーケッターのためのYouTube動画マーケティング最強の教科書」を語る

――YouTube動画マーケティングを題材とした本書ですが、「動画マーケティング」を題材とした背景やきっかけはどのようなことでしょうか?

 なかなか簡潔に伝えるのが難しいですね。…というのも、今回「動画マーケティング」を題材とした背景には、今まで執筆してきた2冊とも深い関わりがあります。

 僕が過去に執筆した2冊では、1冊目はYouTubeとはどういうものなのか、どのように企業が活用すれば良いか、といった「企業におけるYouTube活用の導入知識」を主に説明しています。2冊目では、1冊目の導入知識を受けて、YouTubeの基本的な操作や撮影方法など「具体的な手法」について説明をしていきました。
 そして、今回2021年7月に発売した「広報PR・マーケッターのためのYouTube動画マーケティング最強の教科書」は、この2冊を踏まえた上で「動画マーケティング」を題材とした内容になっています。
 動画を制作できるところまで至った企業にとって、次に重要になってくるのは「掛けたコストに見合ったリターンがあったのか」と、言うことになってくると思います。その分析や説明をする上で、確認するのが「視聴データ」です。
 ここで、多くの担当者が頭を悩ませるのが、この「視聴データの数値とどう向き合えば良いのか」です。
 この本で説明しているのは、動画を作る前にリサーチをして、どういう人に見られるかを推測することの重要性です。そして、動画を公開した時に、視聴データが思ったとおりになっているのかどうかを確認していく必要があるということです。
 動画を作ることに注力していると忘れがちですが、こういったリサーチや推測がないと、視聴データの良し悪しは判断ができません。つまり、単に動画を公開しているだけでは数字の良し悪しは説明することができないわけです。

 企業が動画を作り、その結果を見ようとした時に、多くの担当者が「視聴データの数値とどう向き合えば良いのか」と悩む。動画を制作するところまで至った企業が増えてきた今だからこそ、「動画マーケティング」を題材にした本が必要だと思ったのが、この本を書いた背景になります。

――「広報PR・マーケッターのための」となっていますが、特にどんなことに悩まれている方に読んでもらいたいですか?

 こんな悩みがある方に読んでほしいというのは、2パターンありますね。

 1つは、動画を作る上で、商品があって、人も集められて、会社がそれを支援してくれる環境も整っている。そのうえで、「じゃあ、次は何をやればいいの?」と悩んでいる方です。
 何を始める時にも共通していますが、まずは市場調査やリサーチが必要になりますよね。そこで具体的に「どういう動画があるのか」を知るというのが、具体案を考える時に一番効率が良い方法になると思うんです。それを知った上で、「中身を自社に合うように変えていこう」といった議論ができるようになります。こういった段階を経て、説明の仕方だったり、進め方を掴んでいくと思うんですが、この議論を行う上で重要なのが、リサーチでどれだけの知識を得られたかになります。
 今回の、「広報PR・マーケッターのためのYouTube動画マーケティング最強の教科書」は、リサーチ部分に軸足を置いた内容になっているので、リサーチの進め方や段取りを知ることができます。なので、こうした進め方の部分で悩んでいる方に読んでいただければ、役立てることができるんじゃないかと思っています。

 もう1つは、すでにYouTubeでの動画マーケティングをやっているが、「今後、どうしていけば良いの?」と悩んでいる方です。
 例えば目標設定をするにしても、「視聴回数を上げること」を目的にすべきなのか、「チャンネル登録者数を上げること」を目的にすべきなのか、という点で悩んでいる担当者の方は、かなり多くいると思います。こういった悩みは多くの場合、視聴データの中身がはっきり見えていない状況で起きやすいんですよね。インプレッションの数などは視聴データを閲覧すれば、数字として知ることがきます。しかし、ここで重要なのは「その数字がユーザーのどういった行動を示しているのか」ということまで、踏み込んで視聴データを理解する必要があるということです。

 つまり、視聴データを理解するということは、実は、単に数字を見るということではないんです。その数字の中の「ユーザーの行動を理解する」ことが重要だと、僕は考えています。
 「広報PR・マーケッターのためのYouTube動画マーケティング最強の教科書」では、そういった視聴データの数字の意味や、向き合い方について説明しています。なので、視聴データは見ているけれど「この数字はなんなんだろう?」と、悩んでいる方にも、この本が役立てるのではないかと思っています。

――「YouTube動画マーケティング最強の教科書」の読みどころはどこですか?

 読みどころ、そうですね…。意外なところで言うと、各節のポイントに入っているコラムは読みどころだと思います。
 今回の本は、本編で大枠を理解してもらい、コラムでより具体的な内容に落とし込むという構成になっています。このコラムは、各節の終わりにその節に関連したテーマで書かれていて、本編に付随的した情報としての、新たな発見をしてもらう役割があります。
本編と合わせてコラムを読んでもらえると、より内容の理解が深められると思うので、ぜひコラムも楽しんでもらえれば嬉しいです。

 それから、本編では3章の「チャンネル設計 ――動画プロモーションの基本戦略」が読みどころになってくると思います。
 1~2章で紹介しているようなリサーチの知識というのは、自分で調べて、何かしらのコツや技術に辿り着いている方もいるんじゃないかと思うんです。リサーチはもちろん重要ですし、必要な知識です。だけど、このリサーチの知識だけで、実際に動画を作ろうとすると、「どう落とし込むか」というところで、多くの担当者が悩んでしまうんです。

 そこで重要となってくるのが、3章の内容です。この章では、「リサーチ結果を、どのように動画の内容に落とし込んでいけば良いのか」を具体的に説明しているので、本編の中でもかなり実用的な内容になっていると思います。

――執筆していて一番苦労したところを教えて下さい

 一番苦労したところは、「具体例を出すところ」ですね。
 僕は、何かを伝えるうえで具体例の内容はかなり重要なものだと思っています。具体例がない話は、抽象的で結局何が言いたいのかうまく伝わらない。一方で、具体例の内容が限定的過ぎると、その具体例に当てはまる人にしか伝わらない内容になってしまいます。
 こういったことを踏まえて、この本の中に登場する具体例は「置き換えやすい具体例である」という点に、かなり気を使って書いています。

 僕がそこにこだわったのは、この本を書くことになった際に自分の中で決めていたことがあったからです。それは「どの業種の方が読んでも、自分たちのことに置き換えられる」と、いうことです。

 「どの業種の方が読んでも、自分たちのことに置き換えられる」ということを考えると、メーカーさん、飲食店を営んでいる方、コンサルティング業をされている方たち…と、さまざま業態がありますよね。そのすべてに対して「置き換えやすい」と言うのが、これがとても難しくてですね…。
 汎用性ばかり考えてしまうと、どんどん抽象的になってしまいます。けれど、これでは伝わりづらくなってしまう…、このあたりのさじ加減がとても難しく、苦労しました。
 そういった理由もあり、「どういった具体例が良いか」という部分の検討には、かなりの時間を費やしました。

――今作は、『広報PR・マーケッターのためのYouTube動画SEO最強の教科書』の続編という位置づけになると思われますが、次回作の予定はありますか?

 次回作ですか、書けると良いんですけどね。(笑)

 …でも、そうですね。せっかくなので、ちょっとここで話しをするとですね。
 今回、7月に発売された「広報PR・マーケッターのためのYouTube動画マーケティング最強の教科書」は、5章まであるんです。そして、実はですね。今回本には掲載されていない原稿が僕の手元に残っているんですよ、…あと5章分。
 どういうことかと言うとですね、実は「広報PR・マーケッターのためのYouTube動画マーケティング最強の教科書」は、全10章で構成される予定だったんです。
 ところが、執筆を進めていく中で、どうしても全てを入れることが難しいという話になってしまったんです…。
 そういう経緯で、僕の手元には未発表の5章分の原稿が残っている状況ではあるんです。

 この未発表の5章分では、1~5章の内容を踏まえて「実際に動画の設計を考えていく工程」を見せていく内容になっていました。具体的には、5つの業種を例にして「この業界なら、こういった動画の設計が考えられるだろう」という事を、リサーチ結果から落とし込んでいくという工程になります。5つの業種を例にしているので、読む人によっては「置き換える」ではなく、「もっと自分に近いもの」として捉えることができる内容だと思います。

 どこかで見せられる機会があるか、今はまだ分からない状態になっていますが、…でも、そうですね。今回の本が、どんな感じで読んでいただけるかは、まだ分からない状況ですよね。

 その状況によっては、この6章から10章の文字たちが日の目を見るかもしれない…と、言うのはありますね。