【お客様インタビュー】三菱UFJアセットマネジメント様「イベントの空気感まで伝えられるのは動画だけ。」ファンミーティングを“参加者目線”で届けた活用事例とは!

皆さん、こんにちは。動画屋の木村です。

今回は、eMAXISシリーズでお馴染みの三菱UFJアセットマネジメント株式会社様にお話を伺いました。お話してくださったのはカスタマー・コミュニケーション部 推進戦略グループ グループマネジャーの野尻さんと、カスタマー・コミュニケーション部 推進戦略グループ シニアマネジャーの山下さんです。

今回制作したのは、投資家の皆さまと直接向き合う「ファンミーティング」のダイジェスト動画。なぜイベントの“空気感”を動画で残したかったのか、制作過程で重視した視点、そして今後の動画活用の展望まで、じっくり伺いました。

投資信託を“身近な選択肢”として届けるために

木村:まずは三菱UFJアセットマネジメント株式会社様の事業内容とお二人の業務内容をご説明頂けますか?

山下さん:当社は金融商品である投資信託を作るメーカーです。私の所属するカスタマー・コミュニケーション部では、資産運用をより生活の中で身近なものとして感じられるようにするためのプロモーション業務を行っています。私は、主にeMAXIS Slimなど当社商品に関するイベント・広告宣伝などを担っています。

野尻さん:マーケティング全体を担う部門の中にカスタマー・コミュニケーション部があり、当部には推進戦略グループの他に、SNSやコミュニティサイトを中心に担当するデジタル・ソリューショングループ、ホームページの運営や広告出稿などを担当するHP・広告戦略グループ、コンタクトセンターというお客様からのお問い合わせをお受けするグループ、直販・アライアンスグループというお客様と直接タッチポイントを持って販売を担当するグループがあります。当部はお客様との接点を全て集約した部署となっており、その中で推進戦略グループは全体統括や全体としてのプロモーション設計・立案・推進を行っています。

YouTubeを「動画サーバー」から“コミュニケーションの場”へ

木村:弊社との最初のお取り組みは2020年のYouTubeコンサルティングのご提供でした。当時の課題や目的はありましたか?

山下さん:まず社内でYouTubeチャンネルを本格的に開始することが決まりました。当時私はIT部門に在籍していて、YouTubeチャンネルを開始するための設定や環境などの基盤作りを行う必要がありました。ただ分からないことも多かったので、まずはYouTubeの本を探していたところ、木村さんの書籍を見つけました。本の内容が当社のやりたいこととフィットしていたので、上長に紹介すると反応も良く、直接動画屋さんへご連絡したと聞いています。

野尻さん:タッチポイントとしてお客様へ情報を届ける手段は色々あるよね、という話は元々ありました。私たちのビジネスがBtoBtoCなので、直接お客様と接点を持つことが業界として少ないです。当社はブロガーミーティングなどで投資家の皆さまとの接点を多く持っていました。YouTubeは調べごとをしたりおすすめのものを探したりする場でもあるので、お客様との接点を増やす施策として活用が話題に上がりました。当時はYouTubeチャンネルを動画サーバーのように使用していたので、そういった点が課題感としてありました。

三菱UFJアセットマネジメント株式会社 カスタマー・コミュニケーション部 推進戦略グループ シニアマネジャーの山下さん

長く伴走する中で築かれた「伝えるための共創関係」

木村:継続して弊社とお付き合い頂いていますが、信頼してお任せ頂いている理由は何でしょうか?

山下さん:動画を作る時にまず思い浮かぶのは動画屋さんです。最初の動画制作のミーティングで、こちらの意図も汲んで頂きつつご提案も頂けるのでお声がけさせて頂いています。

野尻さん:私たちの商材である金融は形がないので、どうすれば伝わるかを一緒になって考えて頂ける点は大きいと思います。実際に動画制作をお願いする時も、こういう感じのものが作りたいというファジーな状態から、映像としてこういう風にするといかがですか?というように一緒になって作って頂ける点が依頼のしやすさにつながっていると思います。

ファンミーティングの“空気感”を、次の参加者へ届けるために

木村:今回制作したファンミーティングのダイジェスト動画を制作することになった背景を教えてください。

山下さん:今回は5回目のファンミーティングで、これまでは社内で行っていましたが、今回初めて社外で実施しました。動画を制作した理由としては、まだファンミーティングへ来たことが無い方に知って頂くためということと、実施した様子を動画という形で残したかったという2点が大きかったです。

野尻さん:静止画ですと雰囲気まではなかなか伝わらないですが、動画だと空気感のようなものを伝えやすくなります。今回のイベントに参加していない方や、イベントを初めて知って頂いた方がこの動画を見ることで、楽しそうな空気感だなと感じて頂けると嬉しいです。今回の動画制作で重視したかったのは、私たち主催者側ではなく「参加者の方にフォーカスする」ということでした。投資初心者の方が増えている中で、特にeMAXIS Slimは幅広い方々にご購入頂いています。初心者にとって投資イベントは参加のハードルが高く感じられるかもしれないので、参加者の表情や雰囲気に焦点を当てることで「自分も参加してみたい」「楽しそうだな」と伝わると良いと思いました。

主催者が見られなかった景色が、映像で立ち上がった

木村:完成した動画をご覧頂いた時の印象はいかがでしたか?

山下さん:私はファンミーティングの企画側なので、いつも参加者の皆さまの背中しか見れていなかったんですけど、動画を見て「こんなに笑ってくれているんだ」とか「こんなに真面目に聞いていただき、頷いてもらえているんだ」と初めて表情を知ることができ、とても感動しました。

野尻さん:イベントの動画は主催者目線で作られることもあると思うのですが、今回の動画は参加者の皆さまの目線を中心に構成されているので、これまでと違う動画ができたと感じています。

三菱UFJアセットマネジメント株式会社 カスタマー・コミュニケーション部 推進戦略グループ グループマネジャーの野尻さん

映像が「参加する不安」を「行ってみたい」に変える

木村:今回のダイジェスト動画は次回のファンミーティングの集客に活用されるとのことですが、どんな効果を期待されていますか?

山下さん:ファンミーティングに来たことが無い方が、動画を見て参加してみたいと思って頂くことが一番の期待です。

野尻さん:過去のファンミーティングの動画を見て頂くことで、参加に対する心理的なハードルが下がると良いと思っています。よく分からないイベントへ参加するのは不安だと思うので、動画で雰囲気やどんな方が参加されているかを見て頂けるのは良いと思います。

“笑い声”も“関係性”も、動画だけが残せるもの

木村:「動画だからこそ伝えられた」と感じることはありましたか?

山下さん笑い声のあるファンミーティングなんだな、というのは動画だから伝えられることだと思いました。Webページでのレポートはテキスト中心でしたが、動画にすると笑い声なども含めた雰囲気を感じられるので、その点は動画だからこそだと思いました。

野尻さん:登壇者の雰囲気も伝わる点が良かったです。運用担当者含め、なかなか投資家の皆様と接点をもてない当社社員の喋り方や声色、一人ひとりの関係性などが、会話のキャッチボールから感じ取れるのも動画の強みだと思います。

投資家とのコミュニケーションを、もっと軽やかに

木村:今後は投資家の方とのコミュニケーションにおいて動画をどのように活用していきたいですか?

山下さん:投資家の皆さまや受益者の皆さまとのコミュニケーションでは、15秒や30秒などでコンパクトにまとめたコンテンツを展開することで、投資信託をより身近に感じて頂けると思っています。

野尻さん:文字以外のタッチポイントとして、動画は非常に分かりやすいです。資産運用を何で学びましたか?というリサーチでも「YouTube」という回答が上位に来ます。発信手段の一つとして動画は重要だと思っています。

難しいテーマを“やさしく届く形”にする力

木村:動画制作を検討されている企業様に弊社の動画制作の導入をおすすめしますか?

山下さん:2020年から長い間お付き合いさせて頂いている中で、金融商品は遠い存在だったのではないかなと思います。昨年にお願いしたファンドマネジャーの1日に密着した動画でも、ディレクターさんが細かなところまで真摯に聞いて下さったのが印象的でした。初めての業種でも、そういった姿勢で向き合って頂けるところはおすすめできる点だと思います。

野尻さん:ファンドマネジャーの1日は私たちが聞いていても難しい内容です。それを丁寧に聞いて理解し、一般の方にも伝わる形で解釈してアウトプットするのは、ただ様子を撮影するだけとは全く違う技術だと思っています。分かりづらいものでもうまく動画として形にして頂けると思います。

木村:三菱UFJアセットマネジメント株式会社様の動画制作について、弊社サービスの導入の経緯から動画制作までをお聞かせ頂きました。本日は貴重なお話を頂き誠にありがとうございました!

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