これからYouTubeを始める方へ – チャンネルを多言語化しよう
はじめに
英語圏のユーザーに動画を見て欲しい。動画は作ったけどチャンネルは別々にしたほうがいいのか、同じ動画を2つ公開してそれぞれ日本語と英語に設定すればいいのか分からない。そんな方に最適なのが、チャンネルの多言語化です。YouTubeでは1つのチャンネルに複数の言語設定を行うことで、日本語以外の言語を使うユーザーに向けたチャンネル名や説明文を記載することができます。この記事では、チャンネルへの多言語化設定について解説します。
この記事の対象者
- 商品やサービスのターゲットユーザーが日本語圏以外にもある
- チャンネルや動画を英語圏など海外ユーザーに見て欲しい
- チャンネルの翻訳設定が分からない
目次
- チャンネルの多言語化とは
- STEP1:チャンネルを選択
- STEP2:チャンネルをカスタマイズを選択
- STEP3:歯車を選択
- STEP4:チャンネル情報を翻訳を選択
- STEP5:元の言語を選択
- STEP6:翻訳先の言語を選択
- STEP7:翻訳設定の確認
チャンネルの多言語化とは
チャンネルを日本語で作ったからといって、日本語でしか設定できないわけではありません。チャンネルのタイトルと説明文については、ユーザーが設定している言語に合わせて翻訳することが可能です。これをチャンネルの多言語化と言います。
多言語化によるメリット
チャンネル名や説明文を多言語化することで、日本語以外のユーザーが彼らの言語でYouTube検索を行ったときに、検索結果に表示されやすくなるというメリットがあります。日本語での検索と英語での検索は使用する文字が違うため、例え意味として同じでも、文字が違えば検索結果に表示されにくくなってしまいます。
しかし、日本語のチャンネル名を英語に翻訳し、英語圏ユーザーが英語で検索を行えば、英語に翻訳されたチャンネル名とユーザーの入力したキーワードが文字として合致する割合が高くなります。そのため、英語圏ユーザーの検索結果に表示されやすくなるというメリットがあるのです。
YouTubeでサポートされている言語の数
弊社で確認できているYouTubeでサポートされている言語の数は80言語です。概ねどの言語のユーザーにもリーチは可能と言えるでしょう。
STEP1:チャンネルを選択
まずは右上のチャンネルアイコンをクリックし、チャンネルをクリックします。
STEP2:チャンネルをカスタマイズを選択
チャンネルページが表示されます。チャンネル名の右に表示されているチャンネルをカスタマイズをクリックします。
STEP3:歯車を選択
画面右側に表示されている歯車アイコンをクリックします。
STEP4:チャンネル情報を翻訳を選択
ポップアップ画面下部に表示されているチャンネル情報を翻訳をクリックします。
こちらの画面がチャンネル名と説明文を翻訳する設定画面です。
STEP5:元の言語を選択
元となる言語のを選択します。言語を選択をクリックし、元の言語を選択します。ここでは日本語を選択します。
STEP6:翻訳先の言語を選択
翻訳先の言語を選択し、新しい言語を追加をクリックします。
検索窓に日本語で翻訳先言語を入力すると、このように候補となる言語が表示されます。ここでは英語を選択します。
このように、元の言語が日本語、翻訳先の言語が英語と設定し、翻訳先の言語にそれぞれチャンネル名と説明文を入力します。入力が完了したら保存をクリックします。
STEP7:翻訳設定の確認
きちんと翻訳がされているか確認してみましょう。まずは画面右上のアイコンをクリックし、言語から先程翻訳した言語を選択します。ここでは英語を選択します。
翻訳が完了している言語の表示
チャンネルページを表示すると、HOME、VIDEOなど英語表記に変化していることが分かります。言語を英語で設定できているためです。
チャンネルアイコンの右にチャンネル名が英語表記、そして説明文が英語表記になっていれば、翻訳がきちんと設定されていると確認できます。
翻訳が未設定の言語の表示
念の為言語設定していない言語で確認をしてみましょう。現在は日本語と英語のみチャンネルの言語設定を行っていないので、他の言語では日本語が表示されるはずです。
上の画像は言語設定をフランス語に設定した場合の表示です。このように、翻訳設定していない言語では、日本語が表示されることが確認できました。
おわりに
チャンネルの言語設定を行うことで、ユーザーの利便性が高まるという点がチャンネルを多言語化する大きな理由です。知らない言語で表示されてもユーザーはわざわざ自らその文章を翻訳しなければなりません。そのため、視聴がある程度見込まれる言語についてはチャンネル設定で予め翻訳しておくことが望ましいでしょう。
さらに、翻訳設定では日本語で設定している文章と他の言語に翻訳した文章を全く同じにしなければならないという仕様は特にありません。それぞれの言語を使うユーザーにとって有益な情報をチャンネル説明文に掲載することも良い手段の一つかもしれません。
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